外反母趾と言えば、痛みや足の形でお悩みの方が多いのではないでしょうか。そして、外反母趾の治療と言えば、まず多くの方が思い浮かべるのはサポーターやテーピングだと思います。
しかし、「テーピングって効果があるのかしら・・・」と思っている方も少なくないと思います。実際に、当院にお越しになる方で外反母趾の治療経験がある方は、過去にテーピングやサポーターをしたことがあるという方が多くいらっしゃいます。そしてほぼ全員の方が、あまり効果を感じられなかった、又は、逆に痛くなってしまったとおっしゃっています。
結論から言えば、テーピングでは外反母趾は治りません。その理由は、外反母趾の原因が足の使い方、つまり「歩き方」に問題があるからです。つまり、テーピングやサポーターをしても、外反母趾の原因である足の使い方が改善していなければ外反母趾は治らないのです。
このことについて詳しく説明した動画があるので、ご覧ください
いかがでしょうか。スポーツでケガをしてしまった、交通事故で体を痛めてしまった、というときはテーピングやサポーターはとても有効な手段になります。しかし、外反母趾は突発的に起きたケガとは違い、生活習慣病です。生活習慣病は、その場の症状を取り除いただけ(対処療法)だと、その時は多少良くなってもまた同じような体の使い方をしてしまえば繰り返し出てきます。根本から改善する為には、そうなってしまった原因、つまり外反母趾で言えば「足の使い方」を改善する必要があるということになります。
ただ、歩くという動作は無意識でも出来てしまうものですので、中々ご自分では癖に気づきにくいと思います。そして、どのような歩き方が良いのか頭で理解していても習得するのは意外と難しいと思います。
外反母趾でお悩みの方は、是非一度お気軽にご相談ください。