患者様情報
40代 女性
仕事・趣味
仕事はしていないが、趣味で週1回テニスに通っている。たまに週2回やることもある。
症状
痛みは歩行中に靴がこすれることによって痛くなることがあるが、そこまで酷い痛みではない。痛み自体は10年以上続いている。テニスをしている時や終わった後も痛みはそこまで出ない。ただ、昔から偏平足でとにかく足が疲れやすく、すぐに足裏のマッサージをしたくなってしまう。足のむくみや股関節の痛みも気になる。
Before(写真上)
【外反母趾】右:37.3° 左:23.6°
【内反小趾】右:14.8° 左:19.9°
【横幅】 右:10.85㎝ 左:10.03㎝
After(写真下)
【外反母趾】右:26.7°(-10.6°) 左:18.9°(-4.7°)
【内反小趾】右:10.5°(-4.3°) 左:16.9°(-3.0°)
【横幅】右:10.36㎝(-0.49) 左:9.30㎝(-0.63)
こちらの結果は約3カ月後の足の状態の変化ですが、両足の外反母趾、内反小趾ともに角度の改善が見られます。特に右の外反母趾は10°以上減らすことが出来ました。写真を見ると、Beforeの写真は骨のラインがほとんど出ていない状態で見た目でもむくんでいるのが分かります。Afterの写真では指の骨のラインが出てきていて、Beforeと比較してすっきりした足になっていることが分かります。
症状の変化
元々痛み自体はそこまで強い痛みはなかったのですが、歩行を改善している期間中、慣れない歩き方で力が入ったりしたことにより外反母趾の痛みが少し出てきてしまった期間がありました。しかしその痛みもすぐに消失。歩行が改善されていくにつれて股関節への負担が少なくなってきているのを実感、また足の疲れも以前に比べて驚くほど改善され、今は足裏のマッサージをしたくなることは全くないとのことで、とても喜んでおられました。
考察
足の形が外反母趾かも?と思っても、痛みが出ていないと中々治療をしようという気にはならないものです。しかし、痛みがない(またはあったとしても軽い痛み程度)としても外反母趾は体のいたるところに影響を及ぼします。この方の場合は、外反母趾とともに偏平足による足の疲れやすさやむくみ、股関節痛などがありました。歩行フォームや姿勢を改善していく段階で足のだるさや他の部位の症状も改善していると実感することが出来ました。たとえ痛みがない、もしくは少なかったとしても、外反母趾は”体にとって悪影響を及ぼしている状態”ですので、改善することが大事だという事が分かります。
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