患者様情報
80代 女性
症状
外反母趾の出っ張っている部分は痛くないけど、右の親指付け根に出来ている魚の目に痛みがある状態でした。立っているだけでもかなり痛みがある為、台所での作業は痛くて辛いとのことでした。歩く時も魚の目が当たるととても痛く、毎日散歩をするようにしているけど途中から魚の目の痛みが気になってしまうようになってしまったとのことでした。
Before(写真上)
【外反母趾】
右:41.3° 左:35.0°
【内反小趾】
右:12.5° 左:12.6°
After
【外反母趾】
右:34.0°(-7.3°) 左:28.5°(-6.5°)
【内反小趾】
右:8.1°(-4.4°)左:10.5°(-2.1°)
外反母趾の角度が20~40°で中等度、それ以上だと重度となるので、この患者様は右が重度、左が中等度の外反母趾でした。さらにご本人様は気にしていませんでしたが、両足とも内反小趾(小指の付け根の角度が10°以上の場合、内反小趾)も出ている状態でした。
約8カ月の期間でコースを終え、両足の外反母趾、内反小趾ともに角度の改善がみられます。外反母趾の角度が40°になると”ぬかるみの上を立っている感覚”と言われているのですが、右足は重度から中等度の外反母趾となり、安定した足に近づきました。
症状の変化
痛かった右足裏の魚の目はコース3回目くらいで軽減。今まで染みついた歩き方の癖を改善して新しい歩き方に慣れるまではかなり苦労されていましたが、来院のたびに歩行フォームがどんどん良くなりました。5回目くらいでは魚の目の痛みはほとんど消失。たまに足の前側を踏みしめてしまう時に「痛い」ということはあるけど、姿勢を直すと痛くなくなるので痛みも気にならなくなったとのことでした。台所で作業をしていても苦でなくなったようです。
考察
この方は80代と高齢の患者様でしたが、普段から散歩をしているとてもお元気な方でした。足の裏の魚の目の痛みが酷くなってからは台所に立つのも痛かったのに、姿勢や歩き方を変えるだけでここまで改善することができました。また、毎回新しい情報(足のことや歩き方について)を得られるということで、とても楽しく通えたとのお声を頂いております。足の形も良くなり、大変喜んでおられました。
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