改善例

改善例 50代女性 痛みを伴う重度の内反小趾のケース

【患者様情報】

50代 女性

【仕事・趣味】

仕事は、家が畑仕事をしているので繁忙期になるとその手伝いをしている。砂の上を中腰前かがみになって作業するので大変。

自転車が趣味で、ロードバイクで遠出をしたりもする。

【症状】

中程度の外反母趾と重度の内反小趾があり、特に内反小趾は2時間以上歩くと痛みが出てくる。また、趣味の自転車でも長く走っていると内反小趾が赤く腫れて痛くなってくる。痛み出したのは3カ月前からだけど、足の形が変わってきたのは10年以上前から。普段の靴はなるべく出っ張った部分が当たりにくい幅の広い靴を履いている。

【BEFORE】

【AFTER】

【角度の改善】

外反母趾 (右)28.9° → 26.0° (左)22.9° → 17.4°

内反小趾 (右)31.0° → 18.2° (左)25.4° → 16.4°

横幅(親指と小指の付け根を結んだライン)(右)10.83㎝→10.44㎝ (左)10.87㎝→10.66㎝

 

【症状の変化】

コース開始から少しずつ痛みは減っていき、2カ月ほどで長時間歩いたり趣味の自転車やハイキングをしても痛みは全く出なくなった、とのことでした。また、ある程度歩行を習得するまでは意識しすぎて疲れてしまっていたけど、歩いていても疲れることがなくなった、とのご報告も頂きました。足幅や足の形も大幅に改善し、靴を履いていても当たったりすることが気にならなくなっていったようです。

 

【考察】

外反母趾ほど認知されていない内反小趾ですが、放っておくと外反母趾より治すのが厄介になってしまいます。今回の患者さんの場合も、外反母趾もありましたが内反小趾が重度とかなり状態が悪く、最初に来られた時は赤く腫れてしまっていました。元々の姿勢や歩行を修正するまでは大変苦労されていましたが、習得し始めてからは劇的に足が軽くなり、足の形も改善されて大変喜んでおられました。