スリッパをご自宅で履かれている方は意外と多くおられるのではないでしょうか。
足の裏が痛いという方にとっては、直接フローリングを歩くよりスリッパを履いたほうがクッション材になって良さそうだから。また冬の寒い時期にはスリッパを履くと温かいから、というのも理由の一つかもしれません。
しかし、実は足の健康のためにはスリッパは履かない方が良いのです。その理由は、スリッパを履いてしまうと「悪い歩き方の癖がついてしまう」からです。
何故スリッパが良くないのかについての詳しい動画がありますので、是非ご覧ください。
いかがでしょうか?
スリッパのように足の前側をつっかけて履くようなものは、かかと側がホールドされていないので脱げやすい状態になります。すると、足は脱げないように足の指側に力を入れて歩くようになります。
具体的にどのような歩き方になってしまうのか、動画でも紹介された内容をまとめると
・足の前側で歩く習慣がつく
・スリッパが脱げないように足に力を入れて歩く癖がつく
・スリッパが脱げないように足を引きずって歩く癖がつく
以上のような習慣がついてしまいます。
足は構造上、かかと側で立ったり歩くのが最も体に負担がない状態ですが、スリッパを履くことで足の前側で歩いてしまえば、構造上、強度の弱い部分で立ったり歩いてしまっている状態なので、足に様々なトラブルが生じやすくなります。
代表的な疾患は、外反母趾、魚の目、タコ、巻き爪、むくみ、足の慢性的な張り等が挙げられます。また、足の前側で歩くという事は、膝や股関節を痛める原因になったり、よくつまづくようになり、転倒リスクも高まります。
「家の中で履くだけだし」と油断していると、いつの間にか歩き方に悪い癖がついてしまい知らないうちに足のトラブルを引き起こす原因になってしまいます。家の中では、足の前側をつっかけて履くようなスリッパは避け、出来るだけ裸足か靴下で過ごすようにしましょう。