【患者様情報】
30代 女性
【仕事・趣味】
専業主婦。2歳のお子様を子育て中。運動は特にしていないけど、日々子育てで抱っこをしたりベビーカーを押したり、前かがみになることが多い。
【症状】
歩いていると両方の外反母趾(親指の付け根)が靴の摩擦で痛くなる。10年くらいまえから痛みは気になっているが、特に治療はしてこなかった。最近は自分の重心が前に行っていることが分かり、段々踵(かかと)が浮いてくるような感覚になるが、後ろに体重を戻そうと思っても戻らない。更に親指と人差し指が重なってきて違和感を感じるようになってきている。
【BEFORE】
【AFTER】
【角度の改善】
外反母趾 (右)25.2° → 20.7° (左)19.9° → 16.4°
内反小趾 (右)16.4° → 10.7° (左)22.7° → 13.8°
横幅(親指と小指の付け根を結んだライン) 9.39㎝ → 9.12㎝
【症状の変化】
元々、重心が本来の位置よりかなり前だったため、最初は踵(かかと)で立ったり歩いたりするのに苦労されていましたが、2カ月ほどで慣れ、踵(かかと)が浮いてきてしまう感じや指が重なることによる違和感は感じなくなっていました。
外反母趾の痛みも後半にはほぼなくなり、日常生活で足の違和感や痛みで気になることはなくなっていました。
【考察】
患者さんの年齢は30代ということで、当院に来院される患者さんの中では若い方でしたが、姿勢や歩き方の癖がかなりついていたので本来の楽な歩き方に修正していくのは大変苦労されていました。ただ、子育て中でバタバタしている中でもしっかり意識をされ、徐々に症状や足の形も改善。ご本人様も喜んでおられました。