外反母趾で悩んで来られる方の中には、「母親も外反母趾なんです」「おばあちゃんも酷い外反母趾でした」、又は「子供も外反母趾っぽいんですよね」という方は半数近くいらっしゃいます。そして、外反母趾になっている家族がいると、遺伝だから仕方ないのかな、と思ってしまう方はとても多いです。
もちろん、外反母趾は遺伝の要素もありますが、それ以上に後天的な要因というのが主な原因となっていることがほとんどなのです。
そのことについて詳しく説明した動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。↓↓↓
いかがでしょうか?
手の形が人それぞれ違うように、足の形、特に指の長さは人それぞれ違うものです。その中でも、足の親指が人差し指と同じくらい、もしくは長い方は、親指の付け根が曲がりやすい傾向にあると言えます。また、骨格的に股関節が内側に入ってしまい、内また気味の人も、外反母趾になりやすい状況ではあります。
そういった元々の足の形や骨格は生まれ持った遺伝的要素ですので、外反母趾になりやすい傾向にあります。しかし、そういった人の中でも外反母趾にならない人もいれば、外反母趾がどんどん悪化してしまう人もいます。
そこにはどんな違いがあるのでしょうか。
それは、一言でいえば「足の使い方」が大きく関わっています。もっと詳しく言えば、外反母趾になる人は、必ず「オーバープロネーション」という足の使い方をしてしまっているのです。アメリカなど海外の足の医学では、オーバープロネーションが原因だということは周知の事実です。そして原因となる足の使い方は遺伝とは関係がなく、むしろ後天的な要素でそういった使い方になっている状態です。
つまり、家族の中に外反母趾の人がいて遺伝的要素が関係いるとしても、後天的な足の使い方が原因で外反母趾が悪化しているのですから、遺伝している・していない関係なく、治せる余地は十分ある、ということです。遺伝だから仕方ないと諦めないでください。
では実際にどうすればいいか、ですが、外反母趾の原因がオーバープロネーションという足の使い方の癖が原因ですので、この癖をやめればいい、ということになります。そこで、私たちが推奨している「ゆるかかと歩き」で歩ければ、オーバープロネーションの癖は治り、体の構造上理にかなった歩き方になる為、とても楽に歩けます。
先程ご紹介したYouTubeの「足脚改善チャンネル」の中にその歩き方が載っていますので、是非参考にしてみてください。
もちろん、動画を見ればどのような歩き方なのか分かりますが、実際に動画を見ただけでは中々自分で再現するのは難しいものです。特に外反母趾の人で歩き方に癖がついてしまっている人にとっては、歩き方を改善するというのは思っている以上に大変な作業です。
外反母趾でお悩みの方は、まずは是非一度ご相談いただければと思います。