症例別コラム

「外反母趾」治し方を間違えたら一生治らない!?

外反母趾でお悩みの方で、整形外科や接骨院へ行っても中々治らない、またインターネットで自分なりに調べてセルフケアしているけど一向に良くならない、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

外反母趾は一般的に難治とされています。しかし、外反母趾の発生メカニズムさえ正しく理解すれば、外反母趾を治すのはそんなに難しいことではないのです。

そのことについて詳しく説明した動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。

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いかがでしょうか?

もしかしたらこの動画をご覧になって、目からウロコな情報と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

外反母趾を治療するにあたって、外反母趾が何故発生してしまうか、ということはとても重要なところですが、多くの方は、外反母趾は親指が人差し指側へ折れ曲がってなってしまっている、と思っているのではないでしょうか。

しかしこの認識は大きな誤解です。

外反母趾は親指の付け根が外側へ広がっていってしまっている病気なのです。外反母趾になったからといって親指の位置が変わるわけではなく、親指の付け根が広がることによって足幅が広くなり、その結果親指のところに角度がついてきます。そして、その角度によって外反母趾の程度が決まります。

 

そして外反母趾が治る時はその逆、つまり足の横幅が狭まりながら親指の付け根が元の位置に戻り、外反母趾が治っていくのです。決して親指が広がって治っていくものではありません。

 

この発生メカニズムを理解すれば、外反母趾は治療法を間違えたら一生治らない、という意味がお分かりかと思います。

 

このコラムを読んでいる外反母趾でお悩みの方の中にも、でっぱった親指の付け根をまっすぐにしようと、親指を広げるように試みたという方はいらっしゃるのではないでしょうか?

実は当院に来られる外反母趾の患者さんでも9割以上の方が足指を広げるような治療(指の間に物を入れる、テーピングで広げる、5本指ソックスを履く等)をされてきています。しかし、ここまで説明した発生メカニズムを考えれば、それは全く意味がないどころか、中にはそれによって酷くなったり痛みを誘発してしまう間違えた治療法だったのです。

 

では、どのようにして治せばいいのか、ですが、外反母趾は歩き方が悪いせいで起きてしまっているので、歩き方自体を改善していく必要があります

※悪い歩き方(過剰回内)についての詳しい説明は以下の動画をご覧ください。

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外反母趾が悪い歩き方で起きてしまっているということは、歩き方を治さないでテーピングや足の手術で足の形だけ治したとしても、日常生活でまた悪い歩き方をしてしまえば元通り、外反母趾は治っていかないのです。

 

当院に来られている患者さんも、多くの方が歩き方の改善だけで外反母趾が改善されています(詳しくは症例報告をご覧ください)。

 

外反母趾を正しく認識し、正しく治療していくことは非常に大事です。

ただし、中々自分では歩き方の癖を治すのは大変です。外反母趾でお悩みの方は、是非一度お気軽にご相談ください。