症例別コラム

外反母趾の治療は「角度の測定」が必須!!

外反母趾や内反小趾のお悩みで来られる方で、今まで一度も角度を測ったことがないという方は意外と多くいらっしゃいます。もちろん今までどこの治療院や病院にもかかったことないという方であれば分かりますが、中には色々な治療院で外反母趾を見てもらったけど角度は測ったことがない、という方もいらっしゃいます。

しかし、外反母趾は角度が基準なのです。つまり、測定してみなければ治療は始まらないのです。

そのことについて詳しく説明した動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。

↓↓↓

 

https://youtu.be/dXEap_SiENs

 

いかがでしょうか?

外反母趾は、

15°以上・・・軽度

  20°以上・・・中程度

  40°以上・・・重度

という明確な基準があります。測定することで、今現在外反母趾なのか、また外反母趾であればどの程度の外反母趾なのか、ということが分かります。

逆に、測定しないで色々な治療をしても、外反母趾が改善しているのかどうか、又は悪化してしまっていないかどうかは分かりません。外反母趾の角度を測らなくても、見た目で何となく外反母趾っぽい、ではダメなのです。当院に来られる方で、「外反母趾ではないと思うんですけど足が痛いんです」という方がいます。しかし実際に測定してみると、しっかり外反母趾の角度だった、というケースを多く見受けます。外反母趾の治療は「角度の測定」が必須なのです。

そしてもう一つ重要なのが、足の横幅(親指の付け根と小指の付け根を結んだ線の長さ)です。角度とともに必ず横幅も減少していきます。それには外反母趾の発生の仕方が関係しています。

動画でも説明している通り、外反母趾は、親指の付け根が外へ出っ張ってしまう事で親指が内側に折れ曲がってしまう病気です。つまり外反母趾が治る時は、横幅が狭まることで親指が元の位置に戻り、その過程で角度が減っていきます。なので、例えばテーピングで親指だけ外へ戻そうとしても、それはただ足が広がっただけで、横幅は広がったまま、つまり外反母趾は治ったことにはなりません。外反母趾が治る時は、角度とともに横幅も狭まります。

当院では、最初のトライアルコースで必ず足の測定をして、今どの程度の外反母趾なのかを見ます。そして外反母趾の本コースへ進んだ方は、最終的にどの程度外反母趾が改善したか角度を測定します。つまり、ビフォーアフターで角度を見比べて、改善度を必ずチェックしていきます。

実際に、ほとんどの患者さんの外反母趾の角度が改善しています。

もし、今どこかに通っているけれど外反母趾、又は内反小趾の角度を測ったことがないという方は、通っている治療院でお願いしてもいいですし、ご自分で分度器を使って測ってもいいですし、もちろん当院に来て頂いてもいいので、足の測定をしてみてください。

その他、足について何かご不明なことがあれば、是非一度お気軽にご相談ください。